2012年8月27日月曜日

原子力ふと。

震災前に途中でやめてた「ヒロシマノート」をあらためて読み直す。
書かれたのは1964年。
放射能へのどうしようもなさは50年前も現在も変わらない。広島で被曝された方々のような状況、状態にならないとは言い切れないのではないのか。
母胎の中で被曝した人が、成人しても長く生きられず予定通り死んでいきますと亡くなられた、そういう悲劇が起こってしまうのか。

「ダークナイト・ライジング」のラストでバットマンは爆発寸前の核爆弾を沖へと運び海中で爆発させ街を救ったけど、あの距離なら街の人々は全員被ばくしただろうし、海の汚染は半端ない。
あーあ、と思ったんです。
解決してないよって、これからも大変なんだよって。
別にバットマンを責めてるわけでもなく、ああいうラストに遺憾なだけです。

井上ひさしさんの「父と暮らせば」に原子爆弾を見た主人公の父が「太陽がふたつ」と言っていたのを読んだ時はハッとさせられました。
その視点で中沢新一さんの「日本の大転換」を読むと、ぐわわってなります。






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